ペコロスの母に会いに行く
介護者研修の受講を初めて1カ月半
色んな経験をされた色んな立場の受講生
私の隣席はzinと同じ17歳
回を重ねるごとに、講義の合間に話を交わすようになって、彼女もまた色んな体験をし今に至ることがわかります。
10代の子の気持ちを聞くと、我が家の息子たちと重なって、なるほどな~と教えてもらうことが多いです。
さて、休憩時間に本屋さんに立ち寄り、今勉強していることにぴったりの本を見つけました。
ペラペラと捲ってみると、あ~懐かしい九州弁のマンガ
思わず購入しました。
著者の岡野雄一氏は、長崎で生まれ20歳で関東に行かれます。40歳の時1人息子とともに、郷里に戻り年老いた両親とともにすごします。
岡野氏はタウン誌の編集人。父親が他界後、認知症を患った母親のことをタウン誌に4コマ漫画で紹介。
その漫画を詩人の伊藤比呂美氏(←クリックすると詳しい情報)の目にとまり、各所で紹介され自費出版で出版された「ペコロスの母に会いに行く」が長崎の書店でのランキングで2カ月間も1位だったのだそうです。
ちなみにペコロスとは小玉ねぎのこと。
著者の頭がそっくり(笑)なことから。
私の祖父は94歳で他界しました。
当時としては長寿
しかし現在は100歳以上の方が日本に5万5千人
テレビで元気な100歳以上の方を紹介されることがありますが、果たしてこの中の何人の方が、介護者なしで過ごしていらっしゃるのか?と言うデータは公開されません。
私が子どもの頃は70代の方はお年寄りのイメージがありましたが、今では若手。高齢者施設では80~90の方が主流なのだそうです。
祖父は晩年寝たきりで入院していました。
食事は主菜も副菜もいっしょくたにミキサーにかけられ、とても食事と言えるものではありませんでした。
認知症(当時痴呆症)の方は、徘徊しないようにベッドにくくりつけられていることも少なくなかったように思います。
この本を読んでいくと、著者のお母さんは、若いころに戻ったり、亡くなったはずのお父さんと会ったり。。。。認知症と言ってしまうには、何か違うような~~
人生の終末期を迎え、これまでの人生を振り返っていらっしゃるような気がします。
そしてこの本が映画化されます。
映画「ペコロスの母に会いに行く」(クリックすると公式HP)
上映劇場が少ないのが残念だなあ。
11月16日(土)より公開です。
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