永遠の0(ゼロ)
日々暮らしていると、真面目な者が損をし、理不尽なことを言う者がまかり通ったりすることに遭遇することがあります。
仕事で電話に出るや否や怒鳴りつけてくる人もいたりして、実はとても弱くて強がっているのかな?と思ったりもします。
どちらにしてもそういう場面にそうぐうしてしまうと、1日ド~ンと心が沈んでしまいます。
ただ、自然災害や戦争で瞬時にして、大切な人や家などを失い、立ちあがって行く方々の姿を見ると、小さなことで落ち込むんじゃない!!と気持ちを改めることもあります。
永遠の0(ゼロ) 百田尚樹著
チッチさんからお借りして読みました。
百田尚樹氏(クリックするとwiki)は元々放送作家でこの作品がデビュー作、映画化もされました。最近では海賊と呼ばれた男(クリックすると詳しい情報)が、書店の店員さんの選ぶ「本屋大賞」を受賞したことで話題になりました。
「永遠の0」は第二次世界大戦の中でも特攻隊と言われた方々の話が中心に描かれています。
学校や祖父母の話しで聞いた戦争の話とは全く別の視点です。
鹿児島県にある知覧特攻平和会館(クリックすると詳しい情報)には特攻で飛び立つ前に書いた飛行隊員の手紙が展示されてます。10代後半から20代前半の方が書かれたとは思えないくらい達筆で、しっかりとした文章。1通目から涙が止まらなくなります。
しかし、その文章も上部から検閲され本心を書くことが出来なかったそうです。
間違っても「死にたくない」なんて書いてしまったら・・・・・。
どの方も優秀で未来を有望視された若者たち。
たくさんの優秀な財産を失った日本
何故こんな理不尽な作戦に出たんだろう。
ずいぶん早くから全戦で戦う人々には、勝てる見込みはないということが解ってたとのこと。
今も世界のどこかで戦争が続いています。
人を傷つけても何の解決にもならないのに。
1日も早く戦いのない世界になりますように~。
中高生にも是非読んでほしい作品です。
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