舟を編む
村上春樹著
「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」が
100万部を突破したそうです。
私もさっそく購入して読みました。
3年前に発売された1Q84や
これまでの村上作品は読み進めるのに時間がかかりましたが、今回の作品は読みやすかったです。
この紙媒体が売れない時代にすごいな~と思います。
合わせて2012年の本屋大賞
舟を編む 三浦しをん著 も購入しました。
辞書を作る と言う一見地味な内容ですが、身近でありながら、作り手のことなど1度も考えたことなかった私にとって、とても興味深い内容であっという間に読み終えました。
何万語何十万語も掲載されている辞書は、初版の場合10数年、中には20年以上費やす場合があるそうです。
テレビを見ていて、あるいは街中で、聞いたことのない言葉があれば書きとめる。意味を調べ書く。
例えば 切る という単語でも
包丁で切る 風を切る 縁を切る などなど色々な意味があります。
何十万後と言う途方にくれそうな言葉1つ1つを丁寧に形作りながら、辞書に載せる物を選び、何回も何回も校正をかける。
辞書はページ数が多いから、紙も難しい。
薄いけれども裏写りしない、しかも1枚1枚が上手にめくれないといけない。
真面目にコツコツと腐らずやり続けなければならない仕事です。
この本を読んだ翌日、ちょうど映画のレディースデーで、午後から打ち合わせで梅田に出ることになっていた私は、早めに出かけちょうど公開されたばかりの映画「舟を編む」(クリックすると公式サイトへ)を見ました。
本で読んだイメージと配役がピッタリで、映像でみると想像とは違った細かい描写まで表現されており引き込まれました。
最近は、調べ物はすぐパソコンを頼ってしまって、辞書は何年も開いていません。高校生も電子辞書を使うことが多いようです。
作り手の苦労を垣間見て、今度調べるときは辞書を開こうと思ったDonkoなのでした。
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