金 美齢氏講演会
最近が多いですね
ひと雨ごとに春に近付いているのでしょうが、雨が続くと憂鬱です。
そんなの日曜日
市のホールで 金 美齢氏(←クリックするとHPへ)講演会がありました。
金氏は台湾出身 数年前に日本に帰化されましたが、台湾と日本をこよなく愛する、歯に衣着せぬ評論家としてテレビや雑誌などでとても人気です。
今回の講演会は市の主催で
「家庭教育講演会・家族の絆と家庭教育」と言うテーマでお話しされました。
金氏はたった1人で台湾から日本に来られ、お連れ合いと結婚され、お子さん2人、お孫さん5人。1人から11人になったとおっしゃっていました。
金氏曰く、鬼かあちゃんだったそうです。
お嬢さんがテレビ局勤務で、長年新人採用の担当をされているそうです。
昔は、面接で内容がちぐはぐであったりしたとしても、熱く語る人が多かったそうですが、今は型通りの決まったことしか言わない、全然面白みがないそうです。
叱られたことのないゆとり世代
だから、社会人になって上司から注意されるとすぐ凹む。パワハラと訴える。
子どもの躾はまず家庭教育から、そして学校・社会なんだと。
子どもが大きくなってもフラットな道をベビーカーに乗せる
ようやく歩けるようになったら車での送迎
どこまでも過保護になった日本を厳しく叱咤されました。
この話を聞いて全然フラットじゃない台湾の歩道を思い出しました。
全くバリアフリーではなくて、ベビーカーどころか自転車も走行が大変でした。
...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。
来年度、つまりHiroの中学生活のスタートは、と学習要領が変わり、
我々世代が受けた授業数に戻って行きます。
しかし、急に増えるので学校も塾も危機感を感じているようです。
金氏はこのゆとり教育を大失敗とおっしゃっていました。
全国を駆け回っていらっしゃる金氏
いつも利用するホテルの1人のスタッフにとてもお気に入りがいる。と
決して美人ではないけれど、笑顔が人柄を表わしていて心から嬉しくなるそうです。
また一方で、ある日、普段使わないホテルで、朝食をとっていたらウエイトレスのメイクがつけまつげをバサバサにつけていて、朝からゲンナリしたそうです。
日本では大きく有名なホテルだったのですぐに管理職の方に報告したとのこと。
確かに、今はどんな職種の仕事でもバッチリメイクの方多いですよね~。
女子高生や大学生だったら素顔の方が可愛いかろうに、と思うこともしばしばです。
以前このブログでも書きましたが(その時のブログはコチラ)、今年、私の熊本の母校が台湾への修学旅行が実現しました。
その時も母校へ講演に来て下さったそうで、金氏のHPにもそのことが書かれています。
さらに今後の日本を考える美齢塾を開き、
若者への参加を呼び掛けていらっしゃいます。
東日本大震災で240億もの義援金を送って下さった台湾
その大切な義援金がどこに届いたか解らない状態になるのを回避するために、台湾の人々が渡したい相手に届ける架け橋にもなっていらっしゃいます。
私も縁あって2年ほど台湾に住みました。
暖かい台湾、温かい台湾の人々に出会い大きく世界観が変わりました。
金氏のお話しを伺って、さらにその思いが強くなりました。
ただ残念だったことは、市で一番大きい会場だったにもかかわらず、半分くらいの客席しか埋まっていなかったこと。
お客さんも年配の方がほとんどで、子育て世代が少なかったことです。
Hiroの学校でも全校生徒に手紙が配られてたのですが。
あと1週間で、あの震災から1年を迎えます。
改めて考えなければいけないなと思いました。
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コメント
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私達世代からすると、金さんのお話しは
特別なことではなく、当たり前のことだと
感じますが。。。世の中の基準が、いつの間にか
おかしくなってしまったのではないでしょうか?
ゆとり教育が始まった頃、ぜったいにツケが回って
くるように感じたものですが。。。それみたことか!
ですよね。子供達が振り回されて可哀そうです。
投稿: くまモンママ | 2012年3月 5日 (月) 20時45分
Donkoさん こんばんは(o^-^o)
土曜日も学校に行ったらいいんですよね。
みんないってます。
子どもたち、平日が忙しすぎる。
ぜんぜん外で、遊べないです。
うちは鬼ばばですから。
結構叱ります。
習い事でもよく叱られてますしね。
でも叱るのは、子どもに関心をもってるということですもんね。
それに、ペーパードライバーですから、
雨の日はカッパ着て、自転車乗っています。
ですから、子どもは濡れることになれています。
車で送り迎えにきているママさんばかりで、
なんだか濡れててかわいそうだなと思っていましたが、
子どもがそれに対して不満をいったことがないので、
助かっています。
でも、それも考えようによっては、いいことだったんですね。
気が楽になりました
子育て世代にこそ、聞いてほしい講演でしたね。
私も聞きたかったです。
投稿: むくむく | 2012年3月 5日 (月) 22時40分
金さんのお話に、自分の子育てを見直さなきゃって思いました

子どものためとはいいつつ・・子供も私も楽してること多し・・
「ゆとり教育大失敗」ホントそうですよね~
勝手にゆとり教育作っといて、今になって撤回・・
振り回される子供の立場になってみぃ
と思います・・
投稿: リュックサック | 2012年3月 5日 (月) 23時40分
こんにちは^^
おっしゃる通りです。
結局いつも犠牲になるのは子どもたちです。
一旦止めたものを復活させるのは大変です。
知り合いの方が20年近く、寺子屋をされているのですが
この危機感は初めてだとおっしゃっていました。
金氏と飛行機ご一緒のときがあったんですね~
78歳とは思えないはつらつと元気な方でした。
投稿: Donko | 2012年3月 6日 (火) 14時07分
本当にそうですね~
平日が忙しすぎます。
先生方も国の方針がコロッコロ変わるので
大変だとおっしゃっていました。
車があるとついつい近いところも使ってしまいます。
我が家も夫が車を使うことが多いので
なきゃないで、自転車や徒歩・バスで
何とかなります。
便利になれてしまうと怖いですね~。
台湾の段差は、ヨイショと足を上げるほどの
歩道もあります。
中途半端な段差よりは転びにくい(笑)
でも年配者を敬う国なので、若い方が
車いすを押す光景をよく見かけました。
投稿: Donko | 2012年3月 6日 (火) 14時12分
未来を担う子どもたちを育てている身としては
本当に腹立たしいですね。
先日中学の説明会に行ったのですが
学校が塾を推奨するようなことをおっしゃったんです。
え~~~~~~!!!と
耳を疑いました。
学校で習ったことをきちんと復習すればOKでなければ
義務教育って何?ってなりますよね~。
投稿: Donko | 2012年3月 6日 (火) 14時15分
Donkoさんお久しぶりです。
このネタなら言いたいことがいっぱいありすぎるのですが
ここではやめておきますネ(笑)。
ちょうど日曜日に講演会場のホールの横を夫と車で通りかかりました。
「今、ここれ降りたら金さんの話が聞けるけど、きっといっぱいだろうね…」
と、勝手にあきらめてしまったのですが、人数、少なかったんですね…(>_<)。
以前、100マス計算の陰山先生を家庭教育課が呼んだ時、
いっぱいでお断りするスタッフになっていたので、
きっと今回もそうだと思っていました。とっても残念でした。
投稿: チッチ | 2012年3月 7日 (水) 22時46分