戦場カメラマン 渡部陽一氏講演会
Hiroが修学旅行から帰ってきました。
帰ってくるそうそう、「もう1回行きたい」と。
たくさんの思い出が出来たようです。
楽しいだけではなく、戦争と言う、日本が歩んできた歴史を目で見ることが出来、吸収出来たのでは?と思います。
ずーっと喋り続けるHiro
「帰りの新幹線では寝てたんじゃない?」と私が言うと
「うううん、恋話(コイバナ)してた」ですと○|_| ̄ =3 ズコー
★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜
1月にチケットを購入した講演会がありました。
まさか、修学旅行と重なるとは思ってなかったのでHiroの分も購入。疲れている様子でしたが、一緒に行きましたよ。
話題の方だけあって、1000人超入るホールは満席。
幼稚園児くらいから70代以上の方まで年齢層も様々。
世界からのメッセージ ~平和と命の大切さ~
と題して講演は始りました。
登場されるなり爆笑の渦
独特の語り口調がテレビで見るまんまです。
ただ、テレビで見るとゆったりとした印象ですが、ステージいっぱいを使って、動き回りながら、ジェスチャーを交えてのお話しに、会場全体が引き込まれます。
3部構成でお話しされました。
①何故戦場カメラマンになったのか?
学生のころ、先生にアフリカには、人間の言葉が解るチンパンジーがいると聞き行ったそうです。ところが、食べ物が底をつき通りがかりのトラックに助けられた時、小さな子ども達から銃を突きつけられ、持物を全部取られてしまいます。小さな子どもたちが戦争に加担している現状を見て、戦場カメラマンになろうと思ったのだそうです。
②戦地の現状
バイトをしてお金を貯めては戦地に行くという生活をされていたそうですが、撮りためた写真を、テレビ局・雑誌社・新聞社に持ち込んでも全く相手にしてもらえなかったそうです。
30歳になったころ、たまたま2ページの予定記事がなくなったサンデー毎日に、渡部氏の写真が掲載されることになったのが最初だったそうです。
おもにイラクの写真を大型スクリーンに映し出しながらのお話し。そこにはキラキラした瞳の子どもたちが戦争の犠牲になっている写真が。
戦争の犠牲者の多くは子どもたちです。
未来のある子どもたちが、生まれる前から犠牲になっている現状。裂罅ウランによる悪性腫瘍。病院も全部破壊され、治療のなすすべもない。
広島・長崎のお話しも例に出され、熱く熱くお話しされました。
また、子どもたちの教育に奔走されるナジム先生のお話しには胸が熱くなりました。勉強をしたくても出来ない子どもたち。となり村の子どもたちも受け入れるナジム先生。机や椅子がなくて、床に座って授業を受ける子も。でも瞳はキラキラしています。
③質疑応答
たくさんの質問が会場からありました。Hiroもハイハイと手を挙げていましたが、当ててもらえず(;ω;)
そんな中、小学校4年生の男の子の質問
戦争が起きないためにボクたちができることは何ですか?
たくさんの国に行って見てみてください。
20代の女性からの質問
もしお子さんが戦場カメラマンになりたいと言ったら?
どんな職業であっても応援します。
そのやりとりを聞いていたzinが、お子さんが大きくなるころには、戦場カメラマンと言う職業が無くなっているといいね、と。
戦争が無くなれば、戦場カメラマンは必要ありません。その通りだな、と私も思いました。
夜8時に講演会は終了しましたが、渡部氏はそのまま東京に戻り、すぐ福島へ行かれるとのことでした。
1時間半の講演会でしたが、小さい子がぐずったりする声は一切聞こえず、どのお客さんも真剣にお話しを聞いていたのが印象的でした。
バラエティに出られている渡部氏そのままでしたが、その生きざまは、私達の想像を絶するものだろう、と感じました。テレビでの数分間では解らないお話しを聴かせていただき、知らないことがまだまだたくさんあることを痛感しました。
会場ではビビハナさんに遭遇
zinが幼稚園だったころ、ミニコミ誌を作っていた仲間にも。
小さかった子どもたちも中高生に。
すっかりお姉さんになったフゥちゃんに会ったzinは、懐かし~いと、さっそくメルアドを交換していました。(時代だわ~)幼稚園のころからしっかり者で小さい子の遊び相手になってくれていたフゥちゃん。zinの印象にも強く残っていたようです。
母である私達は、お互い「変わりませんね~」と(笑)
Hiroはもう限界
帰路につきました。
命の大切さ改めて考えさせられた1日となりました。
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昨日は同じ列の席でしたねー(o^o^o)!会場に入ってすぐ donkoさん親子の姿が目に入りました!
会えて嬉しかったぁ。
渡部陽一さんのお人柄を感じさせるいいトークライブでした! 意外なくらい動いてお話されてましたね(^-^)。
アタシも世界に出ていろいろ見てみたいって思いマシタ!
投稿: ビビハナ | 2011年5月21日 (土) 18時40分
☆ビビハナさん 世界に目を向けると言うのは大事だと痛感しましたね。まかまか勇気が出ませんが。講演会と言うより、ショーのようでした。まだまだ知らないことがたくさんありますね。
投稿: Donko | 2011年5月22日 (日) 19時03分