自転車屋さんのおっちゃん
約10年前のお話。
zinとHiroをの前後ろに乗せ走っていたら、プシュー
とタイヤの空気が抜け、危うく転びそうになりました。
近所の町の自転車屋さんに持って行くと
「こんな安物の自転車乗ってたら
いつか大きな事故するで~」と注意されました。
ものすごく怖かったのですが、そりゃそうだよなあ、と新しい自転車をその自転車屋さんで購入しました。
量販店で購入するより割高ですが、お店の近くを通るとちょいと寄って、おっちゃんに見せると、油をさしてくれたり、調整してくださいます。
それ以来ずっとお世話になっています。
70歳を超えていらっしゃるおっちゃん。
言葉はぶっきらぼうですが、自転車をこよなく愛していらっしゃって、今でも定休日にはツーリングに出かけられるそうです。
約10年愛用した自転車も1か月ほど前に見て頂いたら
「もう限界やな、よう乗ったなあ」とおっちゃん
新しいのを購入することにしました。
店頭に並んでいる自転車を、コレッとひょいと持って帰られるわけではありません。たとえば、スタンドを片方のみからまっすぐ止められるのに変えてもらったり、後ろにカゴをつけるため、荷台をつけてもらったり、色々と調整が必要です。
午前中にお願いして再び夕方取りに行きました。
もちろん、荷台などをつけるには別途費用が必要です。
でもおっちゃん
「前、廃車した自転車で使える部品があったから費用はいいわ」と、
色々と追加したにも関わらず、結局自転車本体の費用のみでいいと言ってくださいました。
「あんたが店に来る日は、お客さんが多くて忙しうてかなわん、まだ昼飯も食っとらん」
「ワシはな、まけろとかいうお客さんには、どうぞ量販店で買って下さい、言うんや。でもな量販店に見に行ったお客さんが、おっちゃんから買うた方が安心やって来てくれる人もおるんや」と。
量販店がドンドン増えて町の商店街がシャッター通りになっています。
過剰なほどのクレームを言ってくるお客さんがいて、どこまで答えるべきか悩む毎日です。
私もこのおっちゃんのようにお客さんと対話できる仕事をしたいなあ。
私がお店にいたわずかな時間だけでも、次々にお客さんが来られていました。自転車のことだけではなく差し入れを持って、世間話をして帰られる方も
世が不景気だと自転車が売れるそうです。
「この夏はよう売れてな、例年の年内分の数は売れたわ、もうワシも年じゃけえ、引退せんとあかんけどな」
いえいえおっちゃんに自転車を見てもらったり、お話をしたいお客さんはたくさんいます。ずっとずっと続けてください。と願わずにはいられないDonkoなのでした。
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