円周率の復活
明日からは新年度。
2011年の4月から、ゆとり教育が廃止されるそうです。
昔は算数と言えば日本が1位だったのが、現在はどんどん下位になり、1位は台湾なのだそう。
これは納得です。
台湾の公立小中とも、本当によくお勉強しているイメージがあります。小学生は1年生から学期末試験があり、中学は毎日午後9時位まで授業です。
台湾も土日は休みですが、土日が休みとなった年から、ほとんどの祝日が無くなったとのこと。
私たちの学生時代はずっと土曜も授業がありましたから、それだけでも現在の学習時間より随分多い事になります。
中学の数学の授業は、円周率を求めるところから学習したと思います。何ケタも何十ケタも何百ケタも出して、割り切れないから3.14で計算するんだ、と言う事を学びました。
それが今は3?驚きです。
昨日、zinに
「台形の面積出せる?」と聞いたら
「習ってない」と。
台形の面積を学習した時の事は良く覚えています。
それは授業参観でした。
担任の教師が児童に
「台形の面積の式が解る人?」と聞かれました。
皆、習っていたので挙手します。全員で
「(上低+下底)×高さ÷2」と答えると
見ていた保護者が
「お~っ!!」と声をあげたのです。
私たちの親世代は大卒などはまれで、しかも私の住んでいた地域は田舎だったこともあり、中学を出て農業をされていた方も多く、子どもたちが難しい勉強をしていることが誇らしげだったような気がします。
台形の面積など、大人になって実際必要かどうかは別として、どうしてこのような式になるのか、と言うところまで学習する時間があったので、よく覚えています。
ところで、最近子どもたちの間で、ベイゴマがブームになりつつあります。
ベイブレードと言う、ベイゴマの進化系のようなものも流行りましたが、昔のベイゴマはまず、小さな鉄のコマに紐を巻くのが至難の業です。
回すところに至るまで、相当な時間がかかります。
考えてみれば、昔の遊びはほとんどがそうでした。
ふつうのコマにしたって、お手玉にしたって練習しないと出来ません。今のようにボタン1つで出来るものは何もありませんでした。
昔の方が器用なのは、遊びの中から自然に身に着いたことも大きいでしょうね。
便利になってしまった現在。
考えたり、練習したりすることが少なくなって、本当のゆとりがなくなってしまったような気がしてなりません。
このもそうですね。
辞書や事典を開かずともすぐ調べられる。
すぐ調べられるからすぐ忘れる
もう1度、基本に返って考える必要もあるようです。
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