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2008年5月12日 (月)

しゃぼん玉

このところバタバタしていて、本を読む時間がとれませんでした

私の場合、本屋さんでふと手に取って題名に魅かれると読んでみる、と言うパターンが多いです。2月の旧正月休みに、日本から買ってきて本棚に入れていたのを忘れていました。

昨日一気に読みましたよ

しゃぼん玉 (新潮文庫 の 9-36)乃南アサ著 「しゃぼん玉」

定職にもつかず、ひったくりで生計をたてていた青年は前を歩いている女性のバッグをひったくろうとバイクで近づき、ひったくるだけのつもりが、持っていたナイフで、女性を傷つけてしまう 所から物語は始まります。

逃げるため、青年はヒッチハイクである田舎にたどり着きます。そこで、1人の老婆がケガをしているところに出くわし、老婆の家に住み着くことになります。青年は田舎に住む、お年寄りたちと接するうちに自分を見つめなおしていきます。

この舞台が九州ということもあって、出てくる登場人物を、私の伯父や伯母に重ね合わせてしまいました。お人よしで、他人を疑うことを知らず、誰でもわけ隔てなくもてなす、温かい村人。用事があって訪ねると、畑でとれた作物や、自家製の漬物などを持たせてくれる。早起きで働き者、座っているところなど見たことないくらい、いつもいつも動いています。

私の母は兄弟姉妹が多いので長兄と末っ子の叔父まで20歳も離れています。母の姉である伯母はもう80才を超えています。

日本に帰省したとき、伯母たちに「杖型の傘を台湾のお土産に持って帰りました。伯母たちは「Donkoちゃんありがとうね~」と何度も何度もお礼を言ってくれ、かえって申し訳ないくらいでした。また、台湾に帰る日も電話をかけてきて「元気でね。また会えるかね?」って・・・。泣けてきました「また会えるにきまっとるたい、おばちゃん」

少し話はそれますが唱歌の「シャボン玉」は作者の父親が亡くなったとき作った歌なのだそうです。

シャボン玉は可愛いイメージだけど、この本や歌はセツナイですね。

♪シャボン玉飛んだ  屋根まで飛んだ

屋根まで飛んで こわれて消えた

風風 吹くな シャボン玉飛ばそ♪

「シャボン玉」を読みながら、子どものころのことが蘇りました。若かった伯父や伯母。明るくて、苦労など微塵もみせなかったなあ。いつの間にかその頃の伯母たちの年齢になっていました。どうぞどうぞ、いつまでもいつまでも元気でいてください。

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コメント

乃南アサ、私も好きです。
でもこの本知らなかったな。
面白そうです。

台湾の田舎もいいですが、やっぱり日本ですかねぇ。
日本にもまだまだそんなところがのこってるんですね。

九州も一度ちゃんと旅行してみたいな。
修学旅行以来行ってませんもの(涙)

☆こちさん 九州の実家に帰ったとき、当時3歳の息子が「お母さん、熊本は昔?」と聞いてきたことがあります(笑)それくらい自然が残っているんですね~。私は東北や北海道に行ってみたいな。でもせっかく台湾にきたから台湾も回りたいですぅ

とっても久しぶりの登場です。
私も田舎大好きです。父の実家は街中だったのですが、母は大きい川の支流の支流のさらに上だったので、バスも途中までしか行かず、20分位の坂道散歩がありました。散歩の途中で、川遊びや野いちご食べたり、虫取りしたりなどで40分以上かかっていたように思います。でも、今では遊んだ沢も整備されてしまい昔のような遊びはできないでしょうね。静岡の田舎なので、周りは茶畑だらけで、新茶の時期はいい香りがしてました。
今でも自然はたくさん残っているので、子どもをつれて遊びに行きたいところですよ。
九州は、高校の修学旅行でいきましたが、ゆっくりいろんなところを回ってみたいです。両家とも帰国になったら遊びに行くので、ぜひあんないしてくださいね!!

☆がちゃぴんさん わ~いコメントありがとう!!嬉しいいつでも案内するばい。私も中部地方は縁がないので静岡行ってみたか~。お茶だ~いすき台湾茶も美味しいけど緑茶は落ち着くなあ。抹茶ミルクもね

好久不見。ガチャピンさんも久しぶり!!田舎話になってるってことは、少し懐かしいね。私は神戸の都会子!!なんで田舎話はないなー。その分旅行とと言ったらキャンプ等自然を求めてたな~。父が三角のテントを張って火をおこして・・・なんて感じ。わが子たちはもっと田舎を知らないんだろうね。二年前秋田の山菜取りに行ったとき現地っ子が背の高さの雑草の中へ入って山菜を取ってきてくれたり手掴みで鶏を取ってきたりしたときは、大きくなったらこの差はどういう風に付くんだろうと思いましたよ。情緒や感動なんていうものは田舎っこがあるでしょうね。夕日も綺麗だったなー。
 是非。是非モリモリさんの田舎へ行ってみたくなりました。

☆kaoruさん  田舎者なので都会のおしゃれなことはな~んにも知らないんですよ。住んでるときはイヤだったけど離れてみると、お水や空気のおいしさだけでも田舎暮らしは贅沢だなあ、って思います。是非是非いつかご一緒しましょう!!

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